あれから20年。
開校初期の生徒として通った母校の中学校の合唱コンクールに行ってまいりました。
2年前までは、女性三部合唱レ・ザンジュ(PTAが発足のコーラス)の伴奏者として8年間出演し、
ここ2年は、私自身の生徒が中学生になり、コンクールの伴奏者や指揮者としても参加するようになったので、完全にお客として、足を運んでいます。
伴奏者として生徒3名、本当に立派に弾いておりました。
数回のレッスンよりも本番が1番よかったのは、やはりテクニックだけではない、仲間と共に1つの音楽を作り上げようとする不思議なパワーなのかもしれません。
しかしどのクラスも自由曲の伴奏者が歌いながら弾く様には驚かされました😅
賛否両論ありそうな気もしますが(笑)
そして、後日生徒から、今回のコンクール結果を聞き、嬉しかったことが…
それは、ゲスト審査員の先生による厳しい講評があったとのこと。
特に指揮者に関しては、『ほとんどのクラスが基礎が成っていない』とのお話があったそうで、それを教えてくれた生徒は、
『1番動きの小さい、目立たなかった子が取ったのよ』と不満げ。
でも私は満足げ。
どういう由縁か(本当はちょっと理由知ってるけど…)、この中学の合唱コンの指揮に関しては、私も疑問を感じていました。
なんか、パフォーミングの方が先行していて、歌い手が果たしてそれで歌いやすいか、指示がわかりやすいかはまるで謎。
それを今回のゲスト審査員の先生が指摘されたようで、やっとそのように真っ向から生徒の音楽力を心配される先生が現れてくれたのか✨と嬉しかったのです。
そもそも、指揮者賞も、伴奏者賞も定義がよく分からないというのが本音ですがね(笑)
しかしあれから20年も経つのかー。
当時は、制服もない、校歌もない、校章も校則もない。
まっさらな状態で、でも、なぜか合唱コンクールだけは熱が入っていて、その伝統は現役生たちにも受け継がれているんだな〜と。
今の子たちは、インターネット、スマホ、LINEなど情報と連絡の媒体が多くて、便利な分、ストレスもかかる難しい世代。
でもこうして超アナログな『合唱』に全力を注げる環境があるならまだ大丈夫か✨と変に安心もした一時でした。