こんにちは!千葉市緑区あすみが丘の金沢ピアノ教室です♫
10月に入り、予想外での出来ごとが続き、更新が遅くなってしましました。
さて、母になって気付く事シリーズも今回でひとまず終えようと思いますが、
最後のテーマは『どんな立場でも変わってはいけないこと』です。
今の自分は○○なんだから…という言い訳と共に、
社会のルールに反することをしたり、
周りの人を不快な思いにさせたり、
自分だけは許される!なんて思ってはいけないという事。
これは自分への戒めもあってここに記します。
かなり昔の話ですが、某大手音楽教室で、運営スタッフとして教室・講師・生徒の管理に携わっていた時に、ある講師さんからこんな愚痴を聞きました。
「金沢さん聞いてよ~~!
今度の発表会で講師のアンサンブルをするから、その練習会がこないだあったんだけどね、P先生が『10:00開始なので、その時間に音が出せるように集まりましょう!
5分でも遅刻したら罰金1,000円にしましょうね!』って言って以前から言ってて、
練習日当日にQ先生が10分遅刻して、本当に1,000円取ったのよ?!Q先生、お子さん小さいから朝大変なのに、ひどいと思わない??」
という話でした。
当時20歳になりたての私は、真っ先にP先生はやっぱり厳しいんだな~と思っていましたが、
今の考え方は変わりました。
どんな立場であろうと、人それぞれ事情を抱えて生きている中で、
自分は家の事が忙しいから遅刻しても良いなんて考え方は存在せず、
最低限の社会のルールはどんな人でも変わらない。
この話も、当然Q先生の遅刻がダメで、このルールの下で始動しているならP先生の行いは然るべきなのです。
当時の私にはこの感覚はなかったなぁと。
もう1つ、変わらないと思ったのは、子育て経験の有無による指導力。
よく、”子育て経験のある先生のほうが、子供をよく理解している” なんて考え方もあり、否定はしませんが、 経験≠プロ ではないのです。
保育園、幼稚園の先生も、リトミックなどの習い事の先生も、
案外、子育ての実情を経験されてない先生のほうが、かえって子供にピュアに接してくれて良い場合も多い(もちろん逆もあります)
確かに母業は決して楽ではありません。
自分の両親頼みでなんとか仕事ができる私でもこんなに抜け抜けなんですから、世の中にはもっと毎日ギリギリ限界でがんばってらっしゃるお母さまも多くいる事と思います。
私はこの先もピアノ・音楽の指導者として多くの方と接していければと願います。
おそらく自分よりも年下のお母さまはもっと増えてくるかと思いますが、
いつも生徒さんに対しては新鮮な目で、新鮮な感覚で接していきたいと思います。